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「雛乃、勉強中?」

「ぁ……。高見さん」



高見さんの声にのっそりと頭を上げ、小さく挨拶した。


「どうかしたの?体調悪い?」

「いえ、すこぶる元気ですけど……」

「その言葉のチョイスはどうよ」

「?」

「……まぁ、どうしたの?」


それが……と私は問題集を指差す。