「なーにブサイクな顔してんだよ!」 裕太が顔をのぞきこんでくる。 裕太とは、小さい頃からの付き合いで、 いわゆる、幼馴染ってやつだ。 ちょっとガキだけどいい奴だ。 「ちょ!裕太ーッ! お前に言われたくないんですけどーッ!」 そう言って、ベーッと舌を出し、走る。 その後ろを裕太が、追いかけてくる。 「おいッ待てよッ!」 こんな感じで毎朝一緒に登校してるんだ。 いつも一緒だから、みんなに付き合ってるの?ってよく聞かれるけど、 全然そんなんじゃない。 と、あたしは思っていた。