「空也…ありがとう…」 ちあきは空也に話して良かったと心から思った。 「ちあき、あいつと話しつけたいんだけど一緒に来てくれるか?」 ちあきは空也の真剣な眼差しに、すぐ返事をした。 「うん… 空也が居れば大丈夫…」 ちあきは空也にギュッっと抱き着いた。 そんなちあきの頭を空也は優しく撫でてくれた。 そして少ししてから二人は伊集院の会社へ向かった。 会社へ向かっている間二人は会話はあまりなかったが、手を強く握りあっていた…―