中学校3年生。もうすぐ卒業します。

卒業、受験が近いですがあたしはのん気に初詣中。

彼氏も居ないあたしは家族でお参りしに行きます。

「未優ー。支度出来た?。」

お母さんは玄関からそう叫んだ。

「うん。先、車乗ってて!?。」

あたしの名前は、逢崎 未優です。(あいさき みゆう)

です。中学3年生の受験生です。

行きたい高校があるので合格祈願をかねてお参りしてきます。

「遅い。未優。」

「あはは。ごめん!。よし行こう!。」

1月1日…確かに元旦だから人がたくさん居る。

歩く場所も無いくらいだ。

そう思いながらも、あたし達は行列に並んだ。

「やっぱ雪凄いね?。」

あたしは隣に居たお母さんに話しかけて時間を潰した。

「そうだね。未優?。これ終ったら勉強だよ?。」

「…はい…。」

そう話しているうちにあたし達がお参りする番だ。

何願おうか昨日から考えた。いっぱいある。

でも、やっぱり…。

「願い事終った?。」

「ん?あぁ…おみくじ引こう!!。」

あたしは巫女さんが居る所へ走って行った。

「…ホント子供なんだから…。」

お父さんが居ないあたしはお母さんに育てられた娘。

だからちょっと子供で甘えん坊なんだ。

「お母さん!合格祈願守りとおみくじ買って!?。」