ァタシは

真っ直ぐに生きたいと願ってしまった

清みきる青空の下で、思いっきり息をしてみたいと願ってしまった



そんな資格なんてないのに



キミを真っ直ぐに愛せた時なんて

なかったのに



いつも

逃げ場を作っていたくせに



キミとァタシって

なんだったのかな?



キミは本当にァタシを裏切っていなかったの?



ァタシは…裏切ってたよ

調子よく…あっちも、こっちも欲しがった



言い訳なんてしても無意味だけど

キミの気持ちがわからなくて

自分の立ち位置がわからなくて

キミがどうしたいのかも全然わからなくて



キミには期待をしない

キミの電話を待つだけ

いつになっても会えなくて

いつになったら本物になれるかわからなくて

自分に自信が持てなくて



望むのを諦めた

求めるのを止めた



もぅね

なんでもよかったんだ

キミと繋がれるなら

もぅなんでもよかった



100%、受け身で

いいと思ってた



だから

当たり前のように裏切ってたよ

自分を正当化さえしてた



ァタシは

どうしたらよかったの?

どうしていたら、真っ直ぐな気持ちを貫けたの?

何も語らないキミを愛せたの?



何度も考えたけど

やっぱり…答えは出なかった



ァタシ達が出会って

どれくらい経ったかな?



告白された、あの10月10日からは

3年以上の月日が流れていたみたい



時の流れだけは早いよね

時が止まれと願っても

そんなの全然ダメで

心だけ置き去りにされてしまう。



告白してきたのはキミだったのに

追いかけるのは

いつもァタシ。。。。



追いかけても、追いかけても

追い付けないのは

いつもァタシ。。。。



キミは時々

道草をするかのように

ァタシに立ち寄るだけ



わかんない……

わかんないけど……

突然、電話を鳴らすのは

いつだってキミだった



電話を突然、かけてきては

カップルみたいな話をするから

戸惑ったのは、いつもァタシ



いや、正確には

形上はカップルだったわけで

戸惑うのは、おかしいのかもしれないけど

音信不通から、いきなりカップル的な会話

その繰り返しで

わけがわからなくなっていた



なんとなくだけど

キミはァタシを愛していたから、連絡してきたんぢゃなくて

ァタシに愛されているかを確認したかっただけな気がする



誰かに愛されていたかっただけな気がする



だって…キミは

本当は…

心の扉に鍵をかけて

孤独に閉じ籠っていたから



どれだけの人が

それに気づけていたかはわからないけど

キミはさみしがりで、臆病で、孤独だったと思う。



きっと

キミは気づいてた気がする

その鍵を手に出来るのに近い人間がァタシだって



だから

ァタシをそばに置こうとしてた気がする



自分の心の鍵を渡すのは

誰だって怖い

裏切られたくない

傷つけられたくない

いなくなられたくない。



ァタシには理解出来ない些細な事で

キミは嫉妬をして機嫌を損ねては

ァタシを突き放し

その度に、ァタシは必死にキミにすがった

それなのに許してもくれなくて

音信不通……よくわからない嫉妬……

どうしていいかわからないァタシは途方に暮れた



しばらくすると

何事もなかったかのように

キミは、連絡をしてきて

何事もなかったかのように

二人で笑った



それを何度、繰り返したっけ?



キミはァタシを振り回す

ァタシを支配するのは、いつだってキミ



今、思うと

キミは愛しかたを知らなかったんだね

愛を試す事でしか、確かめられなかったんだね



ァタシもね

愛されたい人なんだ



でも

キミの前では

無意識に

愛される事よりも

愛する事を選んでいた気がするよ



キミが、そう望んだから。



さみしくなると

自分の心を見失いと

必ず、ァタシの所へ戻ってくるキミ



そして

無償の優しさ、愛情を求める



ァタシは

キミが望むものを

いつも与える

キミが望む全てを、与えてあげたいから。



でも

今回は間違えた

間違えてしまった



自分の結婚から逃げ出したくて

中途半端な事をした。



キミとァタシが

あの頃に戻れる気がして

むしろ…戻りたくて



雲1つない冬の青空の下で

真っ直ぐな気持ちで、思いっきり息をしたくて

ァタシはキミに与える言葉を間違えた。




「もぅ少しだけ時間ください。
いいですか?」



キミからのメールを

何度も読み返しては

考えてた



ぼんやり空を眺めては

悩んで、考えてた



としにゃ(婚約者)といても

心、ここにあらずなくらい

ボーッと考えてた



キミが今度こそ

心の鍵をァタシにくれたなら

ァタシはどうするんだろう?



としにゃを捨てられる?

彼を捨てるというより

安定した生活を捨てられる?



キミと手をつないで生きていけたら

真っ直ぐな気持ちを貫き生きていけるから

それは本望だけど



過去を振り返ると

キミだけを選ぶなんて

それは、博打みたいなもんだよね?



上手いことなんて出来ないし

そんな事をしたいわけぢゃない

真っ直ぐな気持ちになりたかったのに

本末転倒だし。。。



世界で一番、傷ついて欲しくない人

そのキミを傷つける結果になるぢゃん

キミを傷つける人を許せないァタシが

キミを傷つける



そんな事、出来ないよ



だいたい…

ァタシには、そんなに時間があるの?

時は流れてしまう

キミを待つだけの時間が

ァタシにあるの?



本当は

もう何もかもが手遅れだと気づいていて

ァタシの現実が変わる事もないのを知ってる



ァタシの新しい人生は動き出しちゃってるんだ



この動き出した人生を変える勇気も、覚悟も

ァタシにはない



わかってる

わかってるのに………



わかってるんだけど

消せない想い

特別な想い



今さら

もう、何もかも遅い



遅いんだけど

それでも諦めたりできなくて

中途半端な事をしちゃってる



ァタシのジタバタで

気の迷いで

傷つけたくないのに



キミだけは

傷つけたくないのに



でも

繋がっていたい

離れたくない



キミは、いつだってァタシの特別だから。



ァタシは…最低だ



きっと…

キミの鍵も受け取れないし

結婚の事も言えない



息苦しい、毎日。。。



真っ直ぐに生きてみたいなんて願ったから

余計に、息が出来ない。