Close Heart

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『うーん…。』


重い瞼をゆっくり開ける。


すると、そこに見えるのは、誰もいない教室だった。


外も夕日が沈みかけていて、誰の声も聞こえなかった。


今、何時!?


急いで教室の時計を見ると、もう7時を過ぎていた。


『えぇーー!!』


あれから、ずっと寝てたんだ…。


そんなことより、早く家に帰らなきゃ。


でも、今日はいつも一緒に帰っているなっチャンがいないから、一人で帰らなきゃ…。


そう思い、教室から出ようとすると……


ブーブー


突然、携帯が震えた。