「ハデス様の事、ですか……確かに私もおかしいと思っていましたが、ハデス様にお聞きしても何もお答えにならないのです。 "今は話す気にならぬ"と―――」 『ふむ‥‥ヘカテ様がそうおっしゃるのなら確かに何かありますね……』 『おい!!ヘカテ様がそうおっしゃるのならって、それどういう……ウッッ!!』 ―意味だよ!!―と続けようとしたが、今度はミノスに口をふさがれ叶わなかった。 そんなアイアコスをよそに、二人はなおも話しを続ける。