菜々子との 待ち合わせ場所に向かう。 『……あっありがとう!!』 そんな嬉しそうな 菜々子の声が聞こえる。 …上手くいったんだ… よかった… そう思い、 私は近くの柱の陰にかくれた。 『…あっ!真里! そんなとこいないで 出ておいでよ。』 やっぱり 気づかれてしまっていたようだ。 私は菜々子に袖を掴まれ、 彼の前に立たされた。