【実話】親愛なる幸せへの回り道



『!?』

陵が止まる。



『!!…ご、ごめん!

…そういうつもりじゃっ!!!』



『じゃあ

どうゆうつもり??』




私に問いかけた陵の声は

いつもの優しいものではなかった。



『ごっ、ごめんっ!!』




私は謝り続けた。


きっぱり諦めようと思ったのに。

…陵を。


最悪な形で傷つけた。