【実話】親愛なる幸せへの回り道



『うおっ?

な、泣くなよ!

なんか俺が

泣かしたみてーじゃんっ!』



そう焦りながら、

陵は近くにあった

彼のタオルを渡してくれた。





…タオル。



あなたに投げつけた

あのピンクのタオルを

思い出す。


今頃どうなってぃるのかな。


『…話聞くよ??』




私の目を

真剣に見つめてくる陵に。






私は今日おこった

全てのことを伝えた。