『幸?帰ったよ。』 『絢、お帰り。今開ける』 そういって 玄関のオートロック付きの ガラス扉があいた。 『…あれ?そこに誰かいる?』 …えっ!? まずい!見えた? 『…あっ本当。 どうしたの??』 そのきれいな絢という 名前の人が近づいてくる。 『…今から下行くから待ってろ』 幸の声はそういってとぎれた。