陵は こつんと私の頭をたたく。 『俺には嫌なもん 入らせようとするくせに、 真里は入らないなんて、 どこのお嬢様ですかっ!笑』 『…!は、入るよっ! 入ればぃいんでしょっ!』 『よろしい!笑』 そして私は 何とも情けないことに 世の中で一番嫌いな お化け屋敷に入る決意を してしまいました。 …この決意が 私の人生を左右するとは。 思ってもいなかった。