真夏の校庭。 泥だらけのボール。 校舎の窓に反射する眩しい太陽の光。 汗。 声。 涙。 生温くなった水道水を頭からかぶり、鈴子が差し出してくれたタオルで髪をふく。 「お疲れさま!!」 何度癒されたことか。 鈴子の笑顔と優しさに。