「ありがとう。ママ」


「全然よ」



こうやって支えられてる。

ありがとう。




あたしも陸の横に並んで
ご飯を食べて、

隼翔が帰ってきたから
一緒に駅まで行って
バイバイした。


別れる前に


「いつでも電話してこい。
もっと自分を大切に
しろよ」


「うん…ありがと」


隼翔にそう言われた。

本当に心が温かくなった。




いつかは、
隼翔の家族みたいな家庭を
作っていきたい。


あたしの家族も好きだけど、
誰にでも優しくなれる
暖かい家族がいいんだ…。