文化祭も無事終わって、 隼翔たちも神宮を区切りに 少し落ち着いてきた。 それでも時間が流れるのは とても早いもの…。 世間からは 「クリスマス」 って言葉も聞こえてきた。 「隼翔からなんか言われた?」 「菜緒は?」 ”sorriso”の座り慣れた 角の特等席。 あたしたちは冬休みを前に 二人で話してた。 「あたしまだ何も言われてないし」 「あたしも…明後日なのに」 明後日がクリスマスとまで来て 隼翔からは何も言われてない。