なんとなくで決めた飾り役。

菜緒とあたし,涼,
涼の友達の圭介の
4人が飾りの中でも
看板と花を作ることになった。


「真帆,習字上手いよなっ
看板の字書いてよ」


圭介の言葉であたしが
看板の字を書道で
書くことが決まった。



「これでいい?」


花を作ってる菜緒と圭介。

練習して書いてみたのを
隣で見てた涼に聞いてみた。



あたしの肩に両手を置いて
耳元で


「上手いじゃん」


っと涼が言う。



密着されていい気分には
なれない…。


かといえ「触らないで」
なんて言えない。


菜緒に助けを求めようと
しても,
圭介と二人で盛り上がって
花を作ってるから
あたしの状態には
全く気付いてくれない。