駅から隼翔の家までは
1人で歩いた。


隼翔の家へ入ったら
ママが話しかけてきた。


「真帆ちゃん、あのね
隼翔が初めて、
昨日ランニングに
行かなかったの。
まだ引きずってるのかも。
なんとか言ってやって」


と‥。



ママに駅前にあるカフェで
評判のクッキーを渡して
階段を上った。



部屋に入るとジャージ姿の
隼翔が、ベッドに
座ってこっちに顔を向けた。


「隣、行っていい?」


あたしのその問いに
首を縦に振った隼翔。

静かに近寄って
ベッドに腰を下ろした。