キャプテンに支えられて やってきた隼翔…。 隠そうとしても 隠せ切れない涙が あふれているように見える。 「ありがとうございました」 このナインが一緒に また、甲子園の土を 踏むことはもうないんだ。 そう思うと あたしの目にも涙が…。 「真帆ちゃん!抱っこして」 そんなあたしの感動的な 状態にも 目をくれないのが陸。 「バスまでこれがいい」 そう言った状態のまま 一緒に甲子園を後にした。