思わず思った事が口からでてしまった。
「どうして…?」
「〜〜〜。俺もお前の事女として好きだから。寝言で言ってもらったら困るんだよ――!」
え、え?
何?
お兄ちゃんも私を?
えーまじありえん…。
「私が……好きなの…?」
お兄ちゃんが顔を伏せた。
そして。
「そ、そうだよ……!だから告るくらいならちゃんと真っ正面から言えよ。って言っても俺も言えなかったが…」
お兄ちゃんも同じ事思ってたなんて…。
「ぷっ、あたし達似た者同士だね!!」
あたし達は両思いだったんだ。
あたしは思わず顔から笑みが漏れた。