時間は過ぎていく。

でも、あたし達の関係は何も変わらない。

変わらない関係に満足してるけど、満足しなくちゃと思う自分がいた。

「…まだ。」

「食いに行くか。」

ただ、それでも良い。

好きな人の隣を何の関係も持たずに、歩けるなんて。

「パスタが良い。」

「お前、この前もそうだったろ。」

「好きな物は何回食べたって飽きなくない?」

「少しは飽きてくれ。」

多くは望まない。

いつか…今こうやって隣を歩いていた事を思い出したい。