何だ?という目を向ける黒都に渡した。 「遅くなりましたが…誕生日プレゼントです。」 一回ゴミ箱に入ってしまったものだけど。 心の中で呟く。 「あぁ…ありがと。」 笑顔で受け取ってもらえた事に涙が出そうになった。 「つか、年上って4しか違わないだろ?」 「結構な差ですよ。」 「兎に角、敬語やめろ。」 ファミレスの店員さんを呼んで、注文をする。 笑顔で去っていく店員さんから目を逸らし、あたしは聞いた。 「敬語嫌なんですか?」 まだ敬語を使うあたしに黒都は呆れた顔で答える。