一問一答が続いた。 「もう、会いにいきません。」 『なんで。』 「…これ以上失いたくないんです。」 壊れたモノ。 離れていったモノ。 …居なくなったモノ。 『会いに来いよ。』 「…はい?」 自分に向けた嘲笑も入った声になる。 期待するなって、心が言ってる。 『お前来ないと調子狂う。』 「…御勝手に。」 『城沢四季。』 …ズルい。 「…そうやって、女に金を貢がせて来たんでしょう?」 『お前から金を貢いでもらう考えはない。』 「あたしじゃなくても良いじゃないですか。」