DIALOGUE.4


『てか、コッチから抜けたアイツの事をまだ見守る俺等もどーかと思うんだけど。』

「何しでかすかわかんねぇだろ。」

『んな、お前じゃあるまいし。大体アイツ、喧嘩した事あんの?』

「ねぇと思う。でも、刺されそうになった事はあるよな。」

『何時だって街を歩く奴は敵なワケだ。』

「抜けたっつったって、コッチと完全に切る事は出来ねぇだろうしな。」

『まぁ、だから俺等はボディーガード代わりにここにいんだけど。』

「あまりにも暇すぎて退屈ってか?」

『御名答。』

「お前だって、俺と同じじゃねぇか。」