我が儘ばかりが増えて、世の中は大変になる。 きっと、神様はそれを許さない。 そして、決めてしまった。 あたしみたいにずっとこのまま夜が続けば良いなんて我が儘を思う人間に左右されないように。 夜の次は朝。 月の次は太陽。 闇の次は光。 浅い眠りから覚める。 「じゃあ、来る時は連絡入れろよ。」 「はい。」 駅前で、別れた。 朝早く。 黒い闇から解き放たれた白い光の差す空の下。