「とにかく……今より、オレより、もっともっとイブを幸せにしてくれるヤツじゃないと渡さない」

「お兄ちゃんのおめがねに適う人なんて中々いないよ」





「いないならそれでいい



イブはお兄ちゃんがもらうからっ!」






ええええ?


もらえない!もらえないから!!






早く現れてください……わたしにふさわしい人



そう願いながらも




フブキお兄ちゃんに抱きしめられ



安心して眠ってしまうわたしだったのでした





 ◆  ◆  ◆