事の始まりは両親の離婚 「ねぇ伊吹 パパとママどっちが好き?」 「パパだよね?」 「あら~ママでしょ~?」 小学校4年生のわたしは涙を堪えて答える 「どっちも好きだよ!」 「じゃあ……嵐と吹雪 どっちが好き?」 今となってはハッキリいってどっちの性格にも問題がある事は知ってる でもその時のわたしにとってはどっちも……大事な兄 「どっちも……どっちも好きぃ」 堪えきれず泣き出したわたしに 両親のとった奇抜な策とは………