それからしばらくはわたしも気をつけて帰った
フブキお兄ちゃんは死ぬほど心配して家まで送るとかなんとか言ってきたけど
丁重にお断りした
だって委員会ないし
アラシ兄いたからね
結局あの後
警察が来てわたし達も一緒に警察署まで連れて行かれて調書を録られたりと
けっこう大変だった
家に帰った兄貴は豹変しわたしをネチネチいじめたのは言うまでもない
家に帰ってたママはさすがに心配してたけど
「まあ、あんたがついてるし、心配ないわよねっ?」
兄貴に全てを任せた
(放置……)
そんな感じで
痴漢騒動も終わってしばらくたった頃だった……


