「え、えっとえっと…」



クラスの注目を集めパニックになりながらスケジュール帳を開く





「帰りながら話し合おうか?」


「それがいいな 途中までは一緒だし…」





兄,Sは和やかに話し合って
(勝手に決めるなよ……)



わたしはそのまま2人に挟まれ連れられて学校を後にした





「………はぁ」




あんな家庭に生まれた時から決まってたとはいえ

平凡を夢見る地味な女子高生のわたしは




これから始まるであろう争いにこっそりため息をつくしかなかった