(い、色気ないとか……いちいち余計なんだけどっ)
心の中で文句言いつつ、なんだか気持ちが落ち着いた
「はぁ?何すか?あんた」
ナンパの男達はアラシ兄に見下される体勢ながら
1対3で有利だと思ったのだろう
ひるまなかった
「お前邪魔なんだけど?
消えろや」
「あ、ふーん、そう
……素直に聞く気ねェの?」
アラシ兄の低い声を聞いて収まった動悸がまた早くなってきた……
別に
わたしに言ってる訳じゃないんだけど
わたしからは顔なんて見れないんだけど
「ならお前等の体に叩きこんでやろーかぁ……?
この俺様が直々に一匹ずつ丁寧に教えてやんよ?」
…………こわい!!!
恐怖の大王を前に
3人の顔がみるみるうちにひきつっていくのが分かる


