大人達が一斉に俺を見る



「いや〜君はすごい!」

「こんな大人を倒すなんて」

「謙虚だね〜……気転もきいて強いのに自分の手柄にしないなんて」


「うちの息子とは大違いだなー」

「さすが嵐ちゃん!」



口々に述べられたのは称賛の言葉だった



自分ではなく伊吹が説明する事で更に俺の株が上がる



おっさんを溝に落とした事は大して問題じゃないようだ










伊吹はその後到着した警察にも同じように説明していた


俺はそれをフォローする形で時折嘘を交えながらも一部始終を話した



後日俺は警察に表彰される事になる