付いて回られるのが嫌で

わざと変な道を通り吹雪に止められる



あいつは目に涙を浮かべながらもずっと後から付いてきていたっけ





吹雪が優しく相手してやったり

疲れてぐずるあいつをオンブして家に連れ帰ってやっていた




俺は


吹雪が優しくするからあいつがいつまでも俺達の後に付いてくるんだ、と


不満に思っていた