「あ……頭……」 頭……イタイ…… 「どうした侑姫??」 「っん、頭……イタイの……」 「待ってろな、今ナースコール押すか「大丈夫っ!部屋戻って、冷やすから……また、来るね」 緋山匡の病室を出ると部屋の前に純君がいた。 「どうしたの、侑姫ちゃん!!」 純君の顔を見た時、安心しきってアタシは頭を抱え込んだまましゃがんでしまった。 「……頭…イタイの……!!」 こんな酷い頭痛初めて―……