「うん!!」




私達は、家を飛び出し自転車に乗ると、すぐさま学校に向かう。




今日も相変わらず早い速度の恭平に、ギュッと抱き着いた。




「おはよぉ」




「はよ。あらあら…二人手なんか繋いじゃってどうしたのぉ〜」




教室につくと、私と恭平を見ながらニヤニヤしているマミちゃん。




繋いだ手を離すと、事情を説明しようとマミちゃんに近寄った。