「桃…好きだ」




「…私も」




「桃…大好き」




「…私も」




さっきまでの孤独が嘘みたいに消えて、温かい温もりに包まれる。




もうこれからも、この温もりは私のもの。




誰にも渡したくない。




だからずっと、恭平を好きでいさせてね。




離れろって言われても、離れないからね。




「…桃…」




世界一愛しいあなたは、私の名前を呼んだ後…




「…愛してる」




そう付け足して、いつもの笑顔で笑った。







【END】