ドアに耳をすますと、愛しい人の声がする。




でも反面、言葉は最悪だった。




「私…恭平と別れた……い。

もうこれ以上無理だよぉ…。

恭平は………好きじゃない」




声がでない。




言うことばも見つからない。




何をすればいいのかわからない。