「きゃぁ〜!!見てよあれ、恭平」




突然、背後から矢田部さんの声が聞こえた。




恭平が…いるの??




「…ゃ……ぃゃ…」




頭を抱えながら、三歩くらい後ずさる。




恭平に、誤解されちゃうよ…




嫌だ。……嫌っ!!




私は堪えられなくなり、教室から飛び出した。