「恭ちゃんにおいてかれて座り込んでたらハンカチ渡してくれたの」




「誰誰??何年」




興味津々に聞くマミに紛れて、俺も耳を傾ける。




桃は恥ずかしそうに俯きながら、思わずキスしたくなるような唇を開いた。




「二年の…高杉健一先輩…」




二年の高杉。




俺でも知ってる秀才君じゃん。




高杉は桃に告白されたら何て答えるだろう。




多分…迷う事なく即オッケーだろうな。