「それに、このあと涼夜と香凜と校門で待ち合わせだし」



『お前らいつも一緒だよな! てかうちのエースが部活でないとか』



そう言って晃弥は笑いだした。



急に笑い出した晃弥を見て、さっきまで誰が私と打つかを言い争ってたのにいつの間にかみんなの顔から笑みが零れはじめる。



みんなが笑ってるのを見て、私の顔からも自然と笑みが零れた。



こういう瞬間にいつも思うのは、やっぱり"仲間"と"友達"が何よりも大切な存在なんだと気付かされる。



こうやってたまにバカやってるけど、楽しく支え合いながらやってる晃弥たちや部活の後輩や先輩にクラスの子たち。



そして………、




どんな時もいつも傍にいて、なにかあれば相談や助けを差し延べてくれる香凜と涼夜。