俺が顎を引き、自分の首元を見ると、綺麗な蒼く輝る首飾りが見えた。



“ジャラジャラ”



俺は、その首飾りを手に取り、見つめながら、また湖に向かい、お礼を言った。


(うわぁ〜こんな綺麗なの、貰って言いの?)


『ああ“友達の証”さ』


(“友達の証”?)


『それを持ってれば、この湖じゃ無くても、何処でも僕達と会話が出来るよ』

『僕達は、どんなに離れた場所の海や湖でも皆、元は一つなんだ』


『まぁ何か困った事が有ったら何でも言ってよ』

『きっと力になれると思うからさ』


(うんじゃあ貰っておくね)


(それと…困って無くても、また話しに来ても良い?)


『当たり前じゃないか友達だろう』


(ありがとうじゃあ、今度はカトリーヌも呼んで来よう)


『う〜ん…その子と僕達が話せるかは解らないけど、連れて来るのは構わないよ』


(解った)