『Badend Story〜2人のジャンヌ・ダルク〜』(歴史ダークファンタジー)

すると、その盗賊の言葉を耳にしたローさんは、一気に表情を変えました。



『おいオッサン…その話しは俺には“禁句”だぜ…』



そう言ってローさんは、一歩づつ盗賊との距離を積めて行き、盗賊のすぐ前にまで行きました。


そして、ローさんはその盗賊を見下ろしながら言いました。



『消えろ…』



すると。



『ひぃっ……っ…うぁぁぁあ』



そう叫びながら、最後の盗賊は森の中へと逃げて行きました。


その様子を見ていた私はまたもやミカエル先生に尋ねました。



『ミカちゃん先生…あのローさんって人は、今“何”をしたんですか?』


『私には、ただ盗賊さんに近付いただけにしか見えなかったんですけど。』


『う〜ん…僕にも良くは解らないけど、優れた剣客や格闘家は、それぞれ殺気や威圧感を持つと言われているからねぇ…』


『もしかしたら、それの類いじゃないかなぁ?』



そんな会話に気を取られていた私…


そんな私がまた映像を見たら、私の目に映る光景は信じられない光景でした。


どんな成り行きかは解りませんが、ローさんが息なりジャンヌにキスをしていまました。


それを見た私は咄嗟に両手で顔を被いました。



(あ〜〜駄目ジャンヌにそんな事しちゃ。)



私がそう思った矢先、ミカエル先生が。



『あ〜ぁ。ジャンヌちゃんにそんな事するからだよ〜。』



と言い、そのミカエル先生の言葉を聞き、私が再びジャンヌを見ると…


ジャンヌが、ローさんの顔に“右ストレート”をキメていました。