『Badend Story〜2人のジャンヌ・ダルク〜』(歴史ダークファンタジー)

俺は気が動転して、何がなんだかさっぱり解らず咄嗟に……



“バコーン”



俺はローの顔に“右ストレート”(フルスイング)を決めた。



『ハァ、ハァハァハァ…』

『て、テメェ〜テメェ息なり人の顔に何してんだよ』

『“何”って、お礼のキス』


『いゃ〜しかし効くねぇ〜ジャンヌちゃんのパンチ。』


『ってか本気で痛いんですけど〜。』



俺は、あまりにも突然だったから息切れしていた。



『ハァ、ハァ…』



すると、ローが続けてこう言ってきた。




『俺はただ確かめたい事があっただけだよ〜。』


『確かめたい事?』


『まぁまぁそれはさておきそう怒んなって』

そのローの言葉に余計腹が立ち、俺はローの胸倉を掴み、右手を握り、こう言った。



『あぁ〜やっぱムカつく』


『“このツラ”』


『“この口調”』


『“この軽々しさ”』


『毎度ムカつくんだよクッソーミカエルの野郎〜』



『ち、ちょっと待って“毎度”って何“ミカエル”ってだれ』


『俺、ジャンヌちゃんと会うの初めて』


『“ミカエル”ってだれ俺は“ロー”だって』


『だから先ずは落ち着けって』



そうローは俺を説得し、俺はローの胸倉から手を放した。



『ド〜・ド〜・ド〜』


『よ〜し、少しは落ち着いたか?』


『誰の性で取り乱したと思ってるんだよ』


『わぁ〜ったわぁ〜ったちゃんと謝っから』


『ゴメンって〜』


『お前、全然反省してねぇだろ?…』


『まっ、助けて貰ったから“今回は”この辺にしといてやる』


『ふ〜っ。』


『………』



一瞬、二人の会話が途切れたが、俺は重大な疑問を思い出した。



『あ…そう言やぁ、ローお前、何で俺の名前知ってんだだって俺は…』


(あ、ヤッベ〜…あんまりこの時代の奴に言わない方が良いんだった。)