『Badend Story〜2人のジャンヌ・ダルク〜』(歴史ダークファンタジー)

『そして、第2にジャンヌちゃんはまだ剣に慣れてない』


『ジャンヌちゃん、言ってただろ?“剣を触るのは初めて”だって、いくら剣に似せた物を使って稽古した事があったとしても、やっぱり本物の剣とそうでない物とでは差が出てしまう。』


『まぁ。実際、本物の剣を使う者すら、いつも使ってる自分の剣と他人の剣とではやはり違うしね』


『簡単に言えば、使い慣れて無い物は使い辛いって事さ』


『だから、走り込みをしているその1年という期間の間に、出来る限り剣に触れ、剣を自分の手に馴染ませるんだ』


『と言ったところで、1年で剣術全てを習う訳じゃない。飽くまでも、ジャンヌちゃんの剣術稽古の期限は3年も有るんだ』


『最初の1年である程度、土台を作り、それから残された2年で更に剣術の技術を付ける』


『………』


『大丈夫だよ〜たまには息抜き程度に剣も交えてやるからさ』


『んじゃ、今日は挨拶程度に剣でも交えますか』


『おうそう来なくっちゃ』


“カキンカキンカキン”


“カキンカキンカキン”


“カキンカキンカキン”



それから俺とローは朝まで剣を交え、朝日が昇ると共に、JJIの皆の所へ帰って行った。