『Badend Story〜2人のジャンヌ・ダルク〜』(歴史ダークファンタジー)

俺とローはJJIの外に出て、人気の少ない場所を探した。


俺とローがJJIから外に出て5分位の時が経ち、ローは痺れを切らせたのか、俺にこう聞いてきた。



『なぁ?ジャンヌちゃん。一体いつになったら着くんだよ〜?ってか、ジャンヌちゃんは何処を目指して歩いてるんだ?』



ローのその言葉を聞き、俺はその場に立ち止まった。


『どうしたんだい?ジャンヌちゃん。』


『この辺なら善いかな』

『ここまで来れば、多少物音や声がしても子供達は起きないだろ?』


『ん?ジャンヌちゃん?』

『んじゃ始めようぜ』


『始めるって何を?』


『はぁ?寝ぼけてんのか?剣の稽古に決まってんだろ?』


『稽古?』


『俺は、ロー自体はそこまで好きじゃねぇけど、ローの剣の腕前は結構気に入ってんだぜ?』


『え?』


『“え?”じゃねぇよ…昨日の森で一度ローと別れた時、お前が言ってたんだろ?剣術を磨くか、女を磨けって。』


『………』


『俺は女を磨く気にはならねぇけど、剣術位なら少しは磨いてみようかなぁって想ったんだよ。』


『俺達が会ったあの最初の森で盗賊達からこの時代のジャンヌを守りきれなかったり…』


『今日だってJJIに来たあの変な男からリーシャを守ってやれなかった。』


『結局、俺はリーシャやあのジャンヌと同じ…お前に守られてただけ。だけど…』


『だけど?』


『だけど俺はお前に頼ってばっかりなんて嫌だ』


『俺は、お前に守って貰うだけの存在なんて嫌だ』

『俺は…俺は、お前のお荷物になるのは嫌んだよ』


俺はローにそう言った。