『Badend Story〜2人のジャンヌ・ダルク〜』(歴史ダークファンタジー)

『アーサー王は数々の冒険をしたと伝えられておってな。しかし、書物も古い上に、その書物に記されたて全てに確証は無い。』


『したがって、どれが本当の事実か分からないのが今の私や、宮廷内の歴史研究家達じゃ。』


『しかし、そんな私や歴史研究家達の中で唯一の証拠とも言えるのがこの扉の向こうにある剣なのじゃ。』

『その剣は人を拒み。人を選ぶ。』


『今の私達人間には到底計り知れない力…それが世に言う“魔法”じゃ。』


『この剣の不思議な力を目の当たりにした研究家達はこぞってアーサー王の文献を調べた。』


『するとその文献の中に、唯一、アーサーを手助けする魔法使い“マーリン・アンブロジウス”と言う名が浮かび上がった。』


『“マーリン・アンブロジウス”?…』


『そう…もしこの剣の不思議な力が魔法なら、その魔法を剣に架けた魔法使いが実在していた事になる。』

『そして、その古い書物に隠された暗号を解読したら、そのマーリンであろう者の言葉が浮かび上がった。』


“不動の剣は動き出し…大量の血に染まりし時再び剣は不動になろう”


“不動になりしその剣は、我の力に依り二分される…”


“一つの剣は称えられ…”

“一つの剣は憎まれよう…”


“称えられた剣は多くの人に愛され、力を失う”


“憎まれた剣は我の血を待ち…我の血が現れるまで人を拒もう…”



『何だよそれ?全く意味が分からねぇぞ?』