『Badend Story〜2人のジャンヌ・ダルク〜』(歴史ダークファンタジー)

俺とジャンヌは互いに目と目を合わせながら俺はジャンヌにそう話した。


するとジャンヌは俺にこう言った。



『分かったわ。“その時”が来るまでは私は何も聞かない。』


『ゴメン…ジャンヌ。』


『そんな謝らないでだってお母さんはこうも言ってたじゃない。』


『“何でも話してとは言わないわ人に言いたくない事の一つや二つは誰にだって有るものよだから、隠し事をするなとは言わないわ。”って』


『だから私は、ジャンヌから話しを聞くまで、ジャンヌが自分から話してくれるまで待ってるから』


『ジャンヌ…ありがとう。』


『うん。』


『あそれとジャンヌにもう一つ話さなきゃいけない事が有るんだ』


『“もう一つ”?』


『実は俺。あのローって奴と一緒にこの村を出る事にしたよ。』


『え―』


『今日、この家に俺を迎えに来たのは俺の保護者でも何でも無いんだ。今日俺を迎えに来たのはあのローなんだ。』


『それで、俺はローから色々話しを聞いたんだ。』


『それで俺は、ローからもっと話しを聞けば、俺達がこれからどうすれば善いのかが分かる気がしたんだ。』


『それにアイツは強いだからアイツと一緒に居れば、俺はもっと強くなれると思う。』


『強く?』


『ああ。俺は強くなりたいんだ』


『ジャンヌやジャンヌの家族を守れる位。』


『誰かの力を当てにしなくてもすむ位。』


『そして歴史を変えられる位。』


『“歴史を変える”?何を言ってるの?』


『ゴメン。それはまだジャンヌには言えない。』


『ただこれだけは信じてくれ。俺は必ずジャンヌを守り抜く』


『私を守り抜く?…誰から?』


『ジャンヌ…』


『ん?』


『俺は必ず強くなって帰って来る。』


『そして“その時”が来たら君に“全て”を話す』

『俺の事。』


『君の事。』


『そしてこれからの君に待ち受ける全ての事を。』


『ジャンヌ、だからそれまで少しの間、君とはお別れだ。』


『ジャンヌ』


“ガチャ”