『Badend Story〜2人のジャンヌ・ダルク〜』(歴史ダークファンタジー)

―ドンレミ村・ダルク家―


ジャンヌの家に着いた俺達。


俺はジャンヌと一対一で話す事にした。



『ロー。ちょっと待てろ。』


『ジャンヌには俺から話すから。』


『ああ。じゃあドンレミ村の出口で待ってるよ』



そう言うと、ローはジャンヌの家の前から去って行った。



“ガチャ”


“ギィィー”


“バタン”



俺はジャンヌの家のドアを開け、ジャンヌの部屋に行った。



ジャンヌは自分の部屋のテーブルの上で地図を広げ、何かを考えて居た。



『ようジャンヌ。』


『あ、お帰り心配したのよ。朝起きたらジャンヌが居ないんだもの。』


『お母さんに聞いたら、ジャンヌの保護者の方がいらしたって言ってたし。』


『もしかしたらこのままジャンヌと会えないんじゃ無いかって…』


『大丈夫だよそんなに心配しなくても。』


『俺が帰るとしたら真っ先にジャンヌに声掛けるって』


『そうだよねじゃあ約束だよ』


『必ず、帰る時には私に声掛けてね』


『勝手に居なくならないでよ?』


『ああ。約束する。』


『ジャンヌに黙って居なくなったりはしないよ』


『それよりジャンヌ。お前地図なんか広げて何してたんだ?』


『ああ。これねこれはあれよ』


『“あれ”って?』


『だから、ミカエル様に頼まれてたロベール・ド・ボードリクールさんの場所』

『ああ。ロベールの』


(んちょっと待てよ…)


(確かローの話しにもロベールって奴が出て来なかったか)


(ってか…間違いない俺達が会いに行くロベールってローの話しに出て来たロベールだ)



俺はさっきまで聞いていたローの話しのロベールが俺達が3年後に会うロベールと同一人物である事に気が付いた。



『ジャンヌ?どうしたの?また考え事?』