『Badend Story〜2人のジャンヌ・ダルク〜』(歴史ダークファンタジー)

『ちょっと待ってろすぐそこまで持って来たけど中々重くてさぁ』



するとご機嫌な表情でハイドは居なくなり、5分後くらいに大きな白い袋を引きずって戻ってきた。



“ザーッ、ザーッ”


“ゴロゴロ”


“カランコロン”


“カラカラ”



ハイドの引きずっている白い袋からは数々の音が聞こえて来た。



『ハイド、それ何なんだ?』


『これか?、それはいつものやつをやってからのお楽しみだ』


『それより、ロー、お前の今日の成果はどこに隠して有るんだ?』



俺は両手を後ろにして、自分が狩って来た小さな袋を隠し、ハイドにこう言った。



『あ、あぁ…お、俺か?俺は…その…』



俺は大量の成果を上げたハイドと比べるのが恥ずかしくなり、とてもハイドには見せられなかった。



『実はさぁ…あともうちょいってところで軍の奴らと鉢合わせしちまってさぁ…』


『この間見付けた剣で対抗したは善いんだけど、剣が折れちゃって…ハッハァ』

『“ハッハァ”って、笑い事じゃ無ぇぞ大丈夫だったのか怪我は怪我とかはしなかったのか』


『あ、あぁ平気だよすぐに逃げたから、怪我はゼロだしな』


『ふ〜っ…なら善かった。』


『んじゃ今日は俺の不戦勝だな』


『ああ、今日は負けだ。』

『んで?今日の勝者様の成果とヤラはどんな物で?』


俺がそう尋ねると、袋から手を離し、自慢げな顔で袋を開けろと言わんばかりに、袋を指差したハイド。



“ガサガサ…ガサガサ”



俺は袋を開けて中を覗いて見た。



そして、袋の中から一つ一つ品を出して行った。



“ガサガサ”


『えぇ〜っと?…』


“カ〜ン”


『先ずは、ローソク立てっと…』