『Badend Story〜2人のジャンヌ・ダルク〜』(歴史ダークファンタジー)

『しかし、気になって僕はジャンヌちゃん達との通信が途絶えた後、自分の研究所に戻って、歴史を調べる事にしたんだ。』


『そしたら何と、歴史ではジャンヌ・ダルクは“1428年”にヴォークルールの守備隊長に会うんだ』


『ん?…“1425年”に伝えられて、行ったのが“1428年”?“3年間”のズレ?』


『おいミカエル?何でジャンヌは3年間も掛かったんだ?そんなに遠いのか?』

『いや、それが全然遠くなんか無いんだ』


『じゃあ何故?』


『そこなんだよ僕もそこが気になって色々調べたんだ、そしたらそこに、とんでもない歴史の落とし穴が有ったんだ。』


『“歴史の落とし穴”?』

『善いかい?もう一度言うよ?』


『確かに最初に神の声を聞いたのは“1425年”だけど、実はジャンヌ・ダルクは幾度と無く、神の声を聞いてるんだ』


『そして、僕が昨日ジャンヌちゃんに聞かせた神の声は、“1428年”…つまり“3年後に聞かせる筈”の神の声だったんだ』


『つまり、このまま行けば確実にジャンヌちゃんの行動は3年間早まってしまう。』


『善いんじゃねぇの?“3年くらい”…』


『それが善くないから、一大事なんじゃ無いか』


『良いかい?歴史的な出来事が3年もズレれば、大変な事にも成り兼ねないんだ』


『死ぬ筈の人が死ななかったり、死ななくてもすんだ筈の人が命を落とすかも知れない。』


『そして、人の生き死に自体が一番歴史を左右するんだ』


『分かったよじゃあ具体的にどうすりゃ善いんだよ』