『Badend Story〜2人のジャンヌ・ダルク〜』(歴史ダークファンタジー)

『悲しそうな目…それに、人を寄せ付けない様な憎悪に満ちた恐怖し、側に居ただけの俺でさえ、余りの威圧感に息苦しささえ感じさせるあの目…』


『アイツは…ローは一体何者なんだ?』



俺がジャンヌにローについて問うと、ジャンヌはこう答えた。



『ローさんかぁ…一言で言うと、“生きる伝説”ってとこかしら。』


『さっきもジャンヌが言ってたけど、生きる伝説って、どんな伝説なんだ?』


『う〜ん…実際のところ、伝説って、有名過ぎる噂話し見たいな物じゃない?』

『だから何処から何処までが真実なのか、どれが噂でどれが本当かなんて解らないの。』


『私も実際に目で見た訳じゃないからハッキリとは言えないけど、有名な話しは数多く有るわね。』


『有名な話し?例えば?』

『例えば、あの前国王のシャルル6世様の隠し子だとか。』


『そのシャルル6世様亡き後、行き場を無くし、宛も無くさ迷うだけの無所属の剣士だとか。』


『けど余りにも強過ぎるローさんは、その強すぎる実力の故に、ローさんが加担した方の軍は絶対に負けないって。』


『つまり、ローさんただ一人の存在が、その場の戦を左右する程の力を持つとか。』


『アイツ一人で戦を左右する程の力?』


『しかも、シャルル6世様が生きていた時と、亡き後だと、戦い方が変わったとか。』


『戦い方が変わった?』