いつも一方通行のプレゼント


「ダメ?」

「出来れば、家にいてほしい」


目の届く所にいないと、不安になる

また、綾野がどこかへ行ってしまう気がして


「・・・・・・大学進学を諦めたのに」

「うっ!!!」


綾野の言葉に、遥は胸をおさえる


「・・・・・・1ヶ月だけでいいのに」

「・・・・・・・・・・・・」


綾野の顔を直視できない遥は、頭を抱えながら悩む


「・・・・・・わかった」